大田黒公園とは

大田黒公園は、音楽評論家の大田黒元雄氏の屋敷跡地に、杉並区が日本庭園を整備して、昭和56年10月1日に開園しました。

回遊式日本庭園

園内中央にある建物の裏側にある井筒より流れが始まり、次第に幅を広げて、池に注ぎます。

正門

門は総檜、屋根は切り妻造り
桟瓦ぶき、塀は築地塀です。

イチョウ並木

70mの御影石両脇には樹齢100年を経た
27本の大イチョウが続いています。

庭門

あずま屋と池

柱はナグリ仕上げが施されています。

中庭

中庭には井筒があり、そこからの細い流れが茶室をめぐり
木立の中を流れ、池に注いでいます。

流れ

高低差を利用した自然の流れが
庭に取り入れられています。

茶室

8畳の茶室(15人)です。

茶室はお茶会などを開くことができます。 茶室を利用するには、お申し込みが必要です。 茶室の利用案内は、こちらをご覧ください。(茶室の利用は有料です) 茶室の予約は、杉並区公共施設予約システム「さざんかねっと」から行えます。

記念館(2階非公開) 登録有形文化財

大田黒氏の仕事場であった洋館が記念館として公開されています。 記念館には、大田黒氏の愛用のピアノや蓄音機などが展示されています。 記念館は、昭和8年に建築されました。

※大田黒 元雄 (音楽評論家:1893~1979年)

茶室

8畳の茶室(15人)です。

茶室はお茶会などを開くことができます。 茶室を利用するには、お申し込みが必要です。 茶室の利用案内は、こちらをご覧ください。(茶室の利用は有料です) 茶室の予約は、杉並区公共施設予約システム「さざんかねっと」から行えます。

大田黒公園のあらまし

この公園は、大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が日本庭園として整備し、昭和56年10月1日に開園したものです。
大田黒氏は、86歳で逝去されるまで47年間余りにわたって、この地で音楽活動を続けられ晩年を過ごされました。
この公園の約30%に当たる2,679.63㎡は公園にしてほしいとの氏の遺志により、ご遺族から杉並区に寄付されたものです。
公園化に際し、できる限り原形保存を図り従前からあった池の再現をしました。
園内には樹齢100年を超えるイチョウ並木を始め、ケヤキ、アカマツ、シイノキなどの巨木がうっそうと茂っています。
また、数寄屋造りの茶室、民家の土間を思わせるような休憩室のほかに、氏の仕事部屋であったレンガ色の記念館が保存されています。
記念館は、昭和8年に建築されたもので当時としては珍しい西洋風の建築物です。室内には生前氏が愛用されていたスタインウェイ社製のピアノや蓄音機などが残されています。

大田黒元雄氏 プロフィール

1910(明治43年)
県立小田原中学(現小田原高等学校)を卒業。ピアノを東京音楽学校、ぺッツォルトに学んだ。
1912(大正1年)
ロンドン大学に留学(19歳)
1914(大正3年)
第一次世界大戦開戦のため帰国し東京にて執筆活動を始める。
1915(大正4年)
ドビュッシーやストラヴィンスキーを初めて日本に紹介し、同時代の欧米音楽の普及に努めた。
1918(大正7年)
廣田ちづゑ(1894~1974)と結婚
1946(昭和21年)
NHKラジオ番組「話の泉」に起用され茶の間の人気を集めた。(53歳)
1979(昭和54年)
1月23日没(86歳)

功績

1964(昭和39年)
紫綬褒章
1967(昭和42年)
勲三等瑞宝章
1977(昭和52年)
文化功労賞

主な著作:歌劇大観、歌劇大事典、西洋音楽物語バッハよりシェーンベルヒ など

園内マップ

よくあるご質問

Q自転車は停められますか?
Aはい、駐輪場が正門前にございます。
Q駐車場はありますか?
A駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用下さい。
Qペットは連れて入れますか?
A申し訳ございませんが、ペットはお断りしております。
Q売店はありますか?
A売店はございません。飲み物は管理事務所前の自動販売機をご利用下さい。
Q公園内でお弁当は食べられますか?
Aはい、ベンチや休憩室でお召し上がりいただけますが、ゴミはお持ち帰りいただいております。
Q喫煙所はありますか?
Aはい、園内に一箇所ご用意しております。
Q車イスの貸し出しはありますか?
A申し訳ございませんが、ご用意いたしておりません。